⑤顎関節症治療体験記(虫歯治療のついでに聞く・・・)

顎関節症治療体験記のはずであるけど、一旦離れます。

現在でも自分が顎関節症になったキッカケではないのか?としてとらえている高校時代の虫歯治療以来 虫歯治療で歯医者にかかることはなかったのですが、このたびまた虫歯治療が必要になり 通院することになりました。(別の歯科医です)

自分が顎関節症になってもう随分年月がたっており、現場の歯科医は顎関節症に関して現在どのような見解を持っているのか 直接聞くチャンスだと思ったので、治療の前に

・自分は顎関節症であること
・なので今後の治療でかみ合わせが変わることに不安を抱いていること
・かみ合わせについてキチンと考慮して治療をしてくれるか

ということをたずねました。
まあ、今回治療をすればかみ合わせもまた変わるのだろうし、 あわよくばこの治療をキッカケに狂っているかみ合わせが良い状態になり、顎関節症も治ればいいなあという 淡い期待も抱いていました。

しかし、帰ってきた答えは・・

・現在業界では、歯の治療によるかみ合わせの変化は顎関節症の原因としてとらえられていない。
(大学でもそのように教えていないそうです)
・もし、歯の治療がきっかけで顎関節症になったというなら、そのとき長時間大口を開けて いたことによるかもしれない。
・実は自分自身(担当歯科医)も顎関節症であるが、原因がかみ合わせではないということから 特に治療をしていない。(噛み合わせであるならこういう業界にいるのだから積極的に治療するはず)

というものでした。
そう言いながらも、もし詳しいことを聞きたければ大学病院の口腔外科に行くと良いよ。
○○歯科大学病院とか、△△歯科大学病院とか・・・と具体名も挙げられました。

それでも顎関節症とかみ合わせの因果関係が捨て切れないで怪訝そうな顔をしていると、ある患者さんの石膏歯型を 持ってきて、
「この人はここの奥歯がないけど、ほら、1本歯がないくらいじゃ噛み合った歯は動かないでしょ?」
と 上下硬く噛み合った石膏歯型を見せながら、歯の治療くらいじゃ噛み合わせがずれることはないのだということを 説明してくれました。めんどくさがらず、すごく丁寧に説明してくれた点はとても感じがよかったです。

というわけで、この歯科医では顎関節症の治療は積極的にしていないということが明確になったので、ここでは 虫歯の治療だけに専念することにしまた。

まあ、それでも噛み合わせと顎関節症は全く関係ないのだという説を心の底から信じているわけでは ないのですが・・・関係あると書いてある歯科医のサイトも沢山存在してますしね。
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